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ビットコイン公式クライアントBitcoin Core 0.10.0 がリリースされる

2015/02/18

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 Bitcoin Core(ビットコインコア)の最新バージョン”0.10.0”が Bitcoin Foundation よりリリースされた。最新バージョンでは多くの機能追加、変更が見られるメジャーアップデートとなっている。

Bitcoin Core 0.10.0は以下のURLからダウンロード可能だ。
こちら

同期の高速化

 ブロックチェインデータのヘッダーのみを先にダウンロードすることで、同期に掛かる時間を8000分の1にまで短縮

 0.9以前のCoreから0.10へのアップデートにおける最も大きな変更は、ブロックチェインデータのダウンロード方法だ。

今回のバージョンでは、ブロックチェインのヘッダー情報だけを先にダウンロードし、後からブロックチェインのフルノードをダウンロードする方式へと変更した。

 これにより、新しい開発環境にビットコインをインストールする度に何十時間も待つ必要がなくなる。

取引手数料が柔軟に調整可能に

スライダーで手数料をらくらく調整、デフォルトでゼロ手数料送金も

 ビットコインの取引手数料は、これまでのどのウォレットであろうと基本的に自動的に決まり、ユーザー側で調整できるような設計にはなっていなかった。

しかし、0.10.0ではビットコインの送信に含まれる手数料をスライダーを操作することで簡単に変更できるようになっている。

 これは、ビットコイン取引へのユーザー毎のニーズに臨機応変に対応出来る機能であり、良い変更だ。

取引手数料を変更できると何が変わるのか

 取引手数料の額と承認時間は、基本的に逆相関関係にある。何故ならば、マイナーは取引手数料が多く含まれている取引を優先的にブロックへと格納するため、手数料が少ない/含まれていない取引は後回しにされてしまうからだ。

手数料を含ない取引を作成し送信した場合、数日、あるいは数週間承認されないまま放置されてしまうこともある。

 つまり、取引の遅延を避けたい人は取引手数料を多めに支払うことで速度と確実性を得られるし、そこまで遅延を気にしていない人は、取引手数料を節約できるようになるということだ。

 余談ではあるが、現在の仕様だと平均して7tps(取引/秒)、すなわち10分(1ブロック)あたり4,200取引までしか格納出来ないことになっている。

一日に直すと604,800取引、現在は10万回ほどの水準で取引が行われているため問題にはなっていないが、なんらかの原因で取引数が急激に増加すると、取引の遅延が著しく発生する可能性がある。

このような場合には、手数料を多めに支払った取引以外、殆どに遅延が発生すると考えてもいいだろう。


その他

RPCのIP制御がサブネットに対応
OpenSSLからLibsecp256k1に切り替え
Libsecp256k1はビットコインのために開発されたより強い楕円曲線暗号を用いた暗号化ライブラリであり、コア開発者のPieter Wuilleにより作成された。
監視専用ウォレットに対応
秘密鍵を持たないアドレスを登録し、そのアドレスが行っている取引を監視可能になった。これはマルチシグネチャウォレットなどの入出金を監視するために使われることを想定している。これに伴い、RPCコマンドに’importaddress’が加わった。そのほかにも監視専用コマンドがいくつか追加されている。