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ビットコインでワインを作る。

2015/03/04

ビットコインでワインを作る。ビットコインの生態系を育てるワイナリーたち

 

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ビットコインは現在、実用性のある決済手段としての地位へと移行しつつあります。

この地位を確立するためには「ビットコインでいろいろな物を買える」という有用性が必要となりますが、「ワイナリー」という一見ビットコインとは遠い存在からも受け入れられ始めました。

ビットコインでワインを買える

セレクトされたブドウ品種のボトルを提供するPicnic Wine Coは、ビットコインのみでワインを購入できる初のワイナリーです。

ミレニアル世代が産んだPicnic Wine Coは、ベンチャー企業の才覚を備えた三人の学友によって創業されました。Grant Hemingway氏と Zach Bryant氏がワインメーカーとして評価の高いワインを造り、Jeff Anderson氏が醸造業のビジネス側を担当しています。

Anderson氏は、会社とリンクさせているブログでビットコインを通貨として紹介し、なぜビットコインを受け入れるワイナリーになったかを説明しています。

「ビットコインが本当に軌道に乗るためには、今のようにコモディティとして取引されるだけではダメだ。(一般的な通貨に)追いつくためには有用性が必要。つまり、購入できる商品やサービスが必要だということだ。偶然にも、我々は商品を作っている。美味しいやつをね」

同社が運営するbitcoinwine.comのページには、彼らの社是が記されています。

“Let’s stay in Bitcoin, shall we? The bigger the ecosystem grows, the fewer reasons to go back and forth between fiat and cash. . . . Close the loop.”
(「ビットコインにしようよ、どう? この生態系が大きく育てば育つほど、普通の通貨や紙幣とビットコインの間を行き来しなくてよくなるんだ…ループは終わりにしよう」)

ビットコインでワインを作ったワイナリー

同社の他にもう1社、ビットコインに積極的なワイナリーがカリフォルニア州・パソロブレスにあります。 Mitch Mondo氏とDoug Mondo氏の2人の兄弟によって所有されている Mondo Cellars。

ビットコインの支払いを受け入れるだけでなく、コルクからガラスのボトルまで、ワイン醸造にかかる全てのコストをビットコインで支払うワイナリーです。

Mondo Cellarsは、根本からビットコイン経済を育てることを重要だと捉えています。共同所有者のDoug Mondo氏は「最初にビットコインワインを造っている内に気が付いたんだ。ニッチだが新しいビットコインの生態系は、もう創造可能になっていると。たとえ大きな相場変動があってもね」と語ります。

またMondo Cellarsは、ワイナリーの部分的所有権をビットコインで投資家に提供した最初のワイナリーでもあります。

投資家は250BTC(約750万円)毎に2%の株式の所有権を提供され、同時に82エーカーの広大なワイナリーの土地の所有権も手にします。このオファーにより、投資家は最大30%の株式の所有権を購入することができます。Mondo氏によれば、彼らのビジネス戦略にあるゴールの一つは最低でも資金の75%をビットコインとして持つことです。

また、兄弟はB2BとB2C双方において、ビットコインフレンドリーな生態系の育成に積極的に取り組んでいます。Mondo氏はこれをアバンダンス・マーケットプレイス(豊富なマーケットプレイス)と呼んでいます。

「このプロセスには2つ重要な点がある。まず、ビットコインウォレットを利用する現地のビジネスを生みだし、同時にマーケットプレイスが提供する物の種類を拡大すること。そしてマーケットプレイスの参加者が毎日使う製品やサービスに彼らのビットコインを使えるようにすること。この2つだ」

サプライヤーのネットワークがビットコインの有用性を高める可能性

アプローチに差はありますが、両社とも「ビットコインが実際に使えるようにする」という目的を自身のビジネスから拡大されることを志向しています。

Mondo氏が行う、中間財のサプライヤーや投資家といったビジネスの裏方に焦点を合わせるアプローチは、サプライヤーのネットワークを通じてビットコイン取引の可能性を広げるために効果的な方法たりうるものです。

彼らの思想は、社会奉仕や共同体を大切にし、政治への関心・信頼が薄い、デジタルネイティブの世代らしい動きだと言うことが出来ます。この意味でミレニアル世代は、ビットコインとの親和性が高いと考えることができます。