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なぜビットコインは1994年のインターネットなのか?

2015/06/11

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 ビットコインに興奮しているのは、古い世代の人が多い。

古い世代というのは、インターネットの黎明期で活躍した人たちだ。

 

 ビットコインのスタートアップの最大のインベスターである、マーク・アンドリーセン(1994年にネットスケープを創業)を筆頭に、

 

 ティム・ドレイパー(老舗のベンチャーキャピタルのDFJのパートナー)はビットコインに夢中であるし、ピーター・ティール(1998年にペイパル創業)も21incに投資している。

 

 日本では、伊藤穰一(デジタルガレージ創業者、MITのメディアラボ所長)もビットコインのリサーチ機関を設立した。

 

 つまり、1994-2000ごろのネット黎明期に活躍したひとが、ビットコインを支えているということだ。

 

 ビットコインをサポートするひとがネット黎明期世代に多いのには2つ理由が考えられる。

 

 ひとつは、単純に彼ら一仕事をおえてベンチャーキャピタルやエンジェルの立場から、支える仕事をしていることが多いという理由。

2004のフェイスブック以降の世代は、まだ自分たちのビジネスに忙しい。

 

そして、もうひとつは、ビットコインに、インターネットとおなじような既視感を感じていることだ。

 

 「ビットコインはインターネットの再来だ。インターネット以来のイノベーションだ」

 

 マーク・アンドリーセンによれば、このようなことがITにおきたのは3回めだといい、デジャヴだとしている。

 

1回めは、「パーソナルコンピュータの出現」

 

2回めは、「インターネットの出現」

 

そして、3回めはビットコインとブロックチェーンの出現だ。

 

 パーソナルコンピュータでは、ホストコンピューターに集中していた技術と計算能力が、個人に開放された。

IBMはビジネスを失い、マイクロソフトがそれを塗り替えた。

 

 インターネットでは、メディアや通信、広告といった産業を破壊し、グーグルと、フェイスブックと、その他のネットの企業ががそれを塗り替えた。今もそれは進行中である。

 

 インターネットは、「情報」に関しての境界線を世界から取っ払い、ビジネスだけではなく、世界のあり方を変えた。

 

 そして、ビットコインは、「価値」のやりとりに関する境界線を世界から取っ払い、金融ビジネスのあり方を変えるだけではなく、組織のガバナンスも変えるだろう。

 

 私自信は、大学に入学した1994年にネットスケープが発明され、1999年のネットバブルのさなかに参加した。

そういう意味では、古い人手ある。

個人的に、その時とビットコインを比べて、デジャブを感じる点を挙げておきたい。

 

・非連続的である、破壊的である

 

まったく違う技術、まったく違うアプローチによる解決法である

 

・否定と賛成で、議論が起きている。批判が多い。

 

インターネットの時も、こんなものは役に立たない、ビジネスにならないという議論があり、正面から論争していた。

 

・技術開発は着々と進んでいる

 

批判と関係なく、日々新しい技術進歩が大量にあった。

 

・コミュニティがまったく被っていない

 

 インターネットのとき、インターネットをやっていた人材は海のものとも山のものとも知れず、まったくの胡散臭い連中だった。本当に胡散臭かった。

 

現在、ビットコインコミュニティの連中も、大手のネット企業や、金融から流れてきたのではなく、初めからビットコインだけをやっているような、まったく違うタイプの連中だ。

そして、周りからは、とても胡散臭く思われている。

 

・既存のプレイヤーが、理解できず、まごついている。

 

ブロックチェーン技術は、インターネットの同様になにがスゴイのかを殆どの人が理解できていない。

 

・みんな話題にしているのに、誰も使ったことがない。

 

 1996-8年頃は、みんなインターネットに注目していて、大企業もこぞってインターネットと騒いでいた。

しかしリサーチにきた担当者は、インターネットに接続したことすらなかった。

 

 現在も、ビットコインに関心がある、調べているといっている担当者のほとんどが、ビットコインに触ったこともなければ、持ってすらいない。

 

・人材が流れ込んでいる

 

 1999年頃のバブルでは、エスタブリッシュメントが大量にネット業界に流れ込んだ。同じように、ウォール街や、大手のネット起業から、エース級の人材が、ビットコイン業界にどんどん人が転職してきている。

 

・VCが大きな投資をしている

 

 技術の出現のしかた、それをやっている人、周りの批判、すべてがインターネットの時と同じなのである。

私も、アンドリーセンのいう「既視感」というのがよく理解できる。