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ビットコインで10万ドルを手にした少年が起業 刺激的な人生の過ごし方を語る

2015/07/21

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 「あなたの人生の1日目はいつですか?」と私たちに問いかける、Erik Finman(エリック・フィンマン)氏。

兄に負けじとBitcoinを購入し、得た利益を使って、オンラインで学校の代わりとなるような教育を提供するサービス「botangle」を立ち上げ、その後は15歳にしてシリコンバレーでインターン。

そしてその時の利益を使い「Intern for a day」というサービスを立ち上げるに至ります。

エリック氏は、スタートアップだけでなく、歌手や料理人などの様々な職業を1日だけ体験することによって、人生で心から追い求めたいことを見つけることができると語りました。

 

CやDしか取れない生徒は、悪い生徒か?

エリック・フィンマン氏:様々な意味で、私はまぬけな人間です。それがどういうことか、今からお話しします。

成績に関して言えば、楽観的にみて、CやDをかろうじて取れる生徒でした。Cという良くない成績しか取れない生徒が、決して悪い生徒ではないことを、今日ご紹介できればと思います。

兄に負けじと購入したBitcoinで大金を手に

 成績は決して良くなかった私ですが、世間一般の兄弟のように、兄に対しては凄く負けず嫌いでした。

そして当時、兄はBitcoinというものにハマっていました。

 

 兄は、Bitcoinは米国ドルの代わりとして、近い未来に通貨となるだろうと言い、株のようにお金を投資するべきものだと主張しました。正直に言えば、私はBitcoinに興味などありませんでした。

 

 兄は40 Bitcoinを購入したようでした。負けず嫌いだった私は、それまで貯めてきた約10万円の貯金の全てを使って、兄よりもたくさんのBitcoinを買う事を決めました。

 

 結果、100 Bitcoinを購入しました。

それが良い意味で人生を変えることになるのです。

 

 私が買った時に、約12ドルだった1 Bitcoinは、1,200ドルに値上がりしました。

私は当時100Bitcoinを持っていたのです。

 

 最初、私はこのお金で何をしたらいいのかわかりませんでした。

そして、ほとんどの高校生が期末テスト期間中にしたいだろうことをすることに決めたのです。

それは、教科書の代わりに本を読むことでした。

本のタイトルは「Without Permission (誰からの許可も受けずに)」でした。

 

期末テスト期間に立ち上げたサービス「botangle」

 その本は、インターネットを使うことで、私がしたいことはなんでも、誰からも許可を受けずにできること教えてくれました。

その事実に刺激され「botangle」というサービスを始めたのです。

 

 「botangle」は、オンラインで学校の代わりとなるような教育を提供する目的を持ったサービスです。

期末テスト期間に始めるサービスではないですね(笑)。

立ち上げ中、私はとても幸せだったのですが、残念にも私の期末テストには間に合わせることはできませんでした。

何学のテストに落ちてしまったのです。

 

 ビジネスを始めるのは、結構難しいものです。

そこで私は「Reddit Entrepreneur」というオンライン掲示板に行き、質問をしてみたのです。

結果、300を超えるコメントと共にとても人気を集め、「ここはこうしたらいい」とか、「メリットはこれだよ」とか素晴らしい助言をいただけることになり、オンラインで受けることができる手助けに感動を覚えました。

 

 ある日、「Mashable」というウェブサイトで記者をしている、サマンサ・ケリーという方が、私にコンタクトを取ってきました。

そして彼女は私に対して、「エリック、貴方の(Bitcoinについての)ストーリーはとても面白いから、いくつか質問をして記事を書いてもいいかしら」と、聞いてきたのです。

 

 約2週間のやりとりの後、記事はウェブで公開されました。

その記事はバイラルしていったのです。

起業雑誌が僕の記事を掲載し、他のウェブサイトでも取り上げられ、私自身がTwitterでのトレンドにまでもなったのです。

 

 その時点で僕はビビってしまっていて、母親に「お母さん、僕がTwitterに乗ってるよ」なんて話すほどでした(笑)。

なかなか出会うことのできないベンチャーキャピタリストの方が僕に投資をしたいとコンタクトをして下さったりもしました。

それまでに力を貸してくださった方々や、Redditの掲示板で助言を下さった方々が、「おめでとう。君の力になれて嬉しいよ」と仰ってくれたりもしました。

 

私自身、実際に面白いストーリーを持っていることに、そこで気がついたのです。

記事がオンラインで公開された時にはそれほど実感は無かったのですが、世界中の人々と関わり、世界の一部の仕組みをプログラミングし、そして経営をしていて、バリエーションに溢れた日々なんだ、と。

そんな事実を再認識した時、これはやっぱりクールなことなんだと思ったのです。私はCEOにもなりました。ビシッと決めた格好いいスーツの写真です。会社を経営し、会社のビジョンを語っていました。その経験は私の価値観を変えるに値するものでした。

 

 日々の話をすると……、多くの日々を税金関連の仕事に費やしました。

決して楽しい仕事ではありませんでしたが、これもお金の性質なのだと思います。

 

15歳にしてシリコンバレーでインターンした刺激的な日々

 この評判になっていた期間に、たくさんの人が私に近づいてきましたが、その中に「20 Under 20 Fellowship」というプログラムについて教えてくれる人がいました。

「20 Under 20 Fellowship」とは、高校生や大学生といった20歳以下の若者に、100,000ドルを投資し、学校の中退を支援するプログラムでした。

 

 私は興味を持ちました。一度100,000ドルを手にしているし、もう一度100,000ドルを手にするのも面白いのではないかと。

 

そして、プログラムのウェブサイトに行き、カンファレンスにも参加しました。

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 プログラムは、投資されるお金以上に素晴らしいプログラムでした。

カンファレンスでは素晴らしい人々に出会うことができ、同年代の人々(15歳)にも出会え、それぞれが新しいサービスを始めようとしていました。

 

 その中で実際に100,000ドルを投資された人が、学校を中退し始めたサービスがあります。「SPRAYABLE ENERGY」というサービスです。

これは「スプレーができるレッドブル(栄養ドリンク)」を販売するもので、栄養ドリンクを空中にスプレーして、その空間に浸って楽しむといったものです。

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 その会社の創業者が「インターンを探しているんだよ」と口にしたのです。

私は興味を抱きました。

アイダホ州出身の僕にとってインターンというのは珍しいもので、彼とのインタビューをすることになったのです。

(アイダホ州はポテトで有名な、アメリカの田舎の州です。アイダホではインターンという考えは普通ではありません)

 

 彼のチームとの面接はとても上手くいきました。

素晴らしい話もできましたし、彼らが私を家まで送ってくれたのは、合格を伝えてくれるようなものだったのだと思います。そして次の日、インターンとして採用されることになりました。

 

 残念ながら、アイダホ州に住みながら働くことはできませんでした。

シリコンバレーで働く必要があったのです。でも、残念というよりは、シリコンバレーで働けることに、とても興奮を覚えていました。

 

 人々が競争していて、スピード感を大切にしていて、スタートアップこそが人生の全てであるといった環境に飛び込めることに、興奮をしていたのです。

そして、実際にシリコンバレーはとてもクールな場所でした。

「Smart Water Cooler(賢いウォーターサーバー)」と呼ばれるものや、「Smart Spoon(賢いスプーン)」、「Smart fork(賢いフォーク)」といった、思いつくもの全てに「Smart」という言葉がついて、なんだか洗練された世界にいるようでした。

(会場笑)

 

 そんなエキサイティングな環境が当たり前のように感じている人もたくさんいました。

写真を一緒に撮った多くの人が、このエキサイティングな世界の日々を、1日1日、当たり前のように感じているようでした。

シリコンバレーでの様々な有名人との出会い

 シリコンバレーで、スタートアップ業界の有名人であるポール・グレアム(Paul Graham)と出会うこともできました。

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 彼を朝食時のレストランで目にし、彼がトイレに行くのを追ってしまいました。

一緒にいた友達と、「あの人、ポール・グレアムじゃない?」と確認し合いながら。

実際にポール・グレアムがトイレから出てくるのを待ったのです。

でも、ビビっていた私は、トイレを待っているように、まるで次にトイレを使いたい感じで振舞っていました。

その時一緒にいた、Dylanという友達(写真中央)はとても積極的で、彼と話すことができたのです。

とてもぎこちない時間でしたが、信じられないような素晴らしい時間でした。

シリコンバレーで人々に会う中で、私は同じようなリアクションを繰り返しました。あひる口をしながらセルフ写真を撮るような。

 

 全てが楽しい刺激的な日々でしたが、私はそれでもまだ15歳でした。

スタートアップを祝い、100万ドルもの投資話が飛び交うパーティには、お酒が当たり前のように提供されるため、未成年(21歳未満)の私は参加することができませんでした。

素晴らしい人脈作りの機会であり、また素晴らしい学びの場でもあるパーティに参加できなかったことはとても残念でした。

友達は参加できていたので、なおさら残念だったのです。

それでも私は、私なりにできる全てのことをしました。

「SPRAYABLE ENERGY」との素晴らしい経験は特筆すべきものです。

「botangle」という私が始めたサービスは、まだ続いていました。

ユーザーは毎週のように増え、私自身「botangle」から収入を得ていました。そのことを少しの間忘れてしまっていたのです。

この沢山のお金をどうしよう……と考え、サービスをひとりで行うものではなく、複数人のチームで行う事業に拡大しようと決めたのです。

インターンはスタートアップだけのものではない

そして始めたサービスが「Intern for a day (1日だけのインターン)」です。

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 スタートアップ会社にインターンを1日だけ提供し、インターンは素晴らしい学びの場を得られるサービスです。

実際にはそれ以上に素晴らしく、そのインターン実績から採用に繋がることもあったり、インターンとして報酬が出るときもありました。

 

 もし私がアイダホで、普通の学生生活をしていたと仮定した場合、このようなサービスがあったら、とても喜んでいることだと思います。

サービスを公開する際、20人くらい、多くても30人くらいの人が登録してくれるのではないかと予想を立てました。

実際には100人もの人が登録してくれ、登録チケットは売り切れになってしまったのです。

私が家から仕事場に自転車で向かう、たった15分間で100回の通知があり、このイベントは人気を得ていったのです。

登録してくれた人々は、とても楽しんでくれたようでした。

コンテストを開催したり、会社で働くことで沢山の学びを得ていたようでした。

スタートアップでの経験は、大きなチームをマネージングする経験でもあります。

私自身、それは本当に素晴らしいことだと感じました。

そこで私は、もしかしたらこのサービスは、スタートアップ・IT会社でのインターンシップという枠を飛び越えられるかもしれないと思ったのです。

「1日の料理人」とか、「1日の歌手」とか、1日の「考えうる誰か / 何かの体験」を提供するサービスになれるのではないかと思ったのです。

このサービスが提供するイベントから私が学んだことは、人はたった1日でも多くの事を学べ、経験できるということです。
 
 会社経営に関しても、1ヶ月としての大きな流れを見るのではなく、それぞれの1日で何が起きるのか、そして「今日」何をしなければいけないのか、生き残るために必要なことを学べたのです。

1日だけの体験でも、多くのことを学べる

 まずは私自身で試してみることにしました。

「1日の料理人」をしてみることにして、どうやって料理をするかを学びました。

これは……、うまくいきませんでした。結果は、沢山の焦げた「マカロニ&チーズ」でした。

(会場笑)

 

 それでも1日一生懸命頑張った結果、その日の終わりには、たくさんの、それこそ鍋いっぱいの焦げていない「マカロニ&チーズ」を完成させることができたのです。

他のことにも挑戦してみました。

「1日の仏教徒」を試してみることにしたのです。

仏教に興味があり、楽しそうに見えたからです。

他に「1日の歌手」として「X-Factor」のオーディションに参加したり。

思い出したくもない経験ですが、ありがたいことにYouTubeの深い所に封印されているようです。

これらの1日の経験を通して、毎日何かを学べることは、とても素晴らしく、ビックリするくらい凄いことだと思うのです。

今日ここに来て下さっている皆さんに挑戦してもらいたいことがあります。

できればぜひ行動に移していただきたい挑戦です。

外に出て、学びを求めて何かに1日中没頭し、パートタイムではなく1日中集中し、あなたのいろんな情熱を標本にしてみてください。

その経験から、あなたが、人生で心から追い求めたいことを見つけることができるように。

「When is Your Day One? (あなたの人生の1日目はいつですか?)」

楽しい人生を送ってください。ありがとうございました。