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Coins.phが東南アジアでP2Pのビットコインアプリをローンチ

2015/10/16

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 ビットコインサービス企業のCoins.phは、金融サービスを促進する手段として、インドネシア、フィリピン、タイの顧客に向け、ブロックチェーンを使用したモバイルアプリ「Teller」をローンチ(立ち上げ)しました。

 

 例えば携帯電話代や送金のためにお金が必要なTellerユーザーはアプリを介して売り手を見つけ現地通貨を受け取ることが可能になり、買い手はデジタルマネーにアクセスすることが可能になったのです。

 

 すべての取引は現地通貨建てで行われ、Coins.phのブロックチェーンは、取引を促進するための「レール」として使用されます。

 

 Coins.phのCEOであるRon Hose氏は、フィリピンの貨幣サービスを、中央銀行や政府に頼らずに通貨の流通が可能にするという目標に向けたものとして、Tellerを見ているとコメントしました。

 

 このサービスは最新のプラットフォームであり、そのプラットフォーム上では、支払い処理の提供、さらには一部の銀行のATMでビットコイン資金を引き出すことが可能です。

 

 Hose氏はその影響を以下のようにコメントしています。

「私たちは、ブロックチェーンのシステムを使った送金制度によって、良いビジネスが展開できており、顧客やビジネスの拡大にはこれを続けていく必要があります」

 

先行サービス、Abraとの相違点は?
 

 Hose氏はさらにTellerが、送金アプリのAbraと類似点を持っていることを認めました。
Abraはわずか4か月前に開始されたばかりです。しかし、元NetscapeのディレクターのBill Barhydtが手がけたこのプロジェクトは、4350億ドルのビットコイン送金産業にどのように影響を与えるかを、すでに証明しています。

 

 Abraアプリは、ユーザーを「モバイル両替キオスク」に向かわせ、従来の銀行システムとの連携を避け、短期的視点で見れば、面倒な送金規制を避けることが可能です。この事業の潜在能力の高さはVCたちに賞賛されています。

 

 Hose氏は、TellerがCoins.phが追加のサービスを現地ユーザーに提供している点こそ、Abraとは異なる利点だとコメントします。

 

 「我々は顧客に対して送金サービスにとどまらない、全領域にわたるサービスを提供している」。

 

ビットコインが銀行を打ち負かすとき

 

 Hose氏は従来モデルの銀行が発展途上国にサービスを展開するためには莫大な費用がかかることを考慮すると、Tellerアプリのようなサービスの重要度はますます上がっていくだろう、と見ています。

 

 ビットコインは確立した金融システムの外にいる人々にリーチする可能性があり、多くの銀行や金融機関が分散型元帳(ブロックチェーン技術)への投資に熱い視線を向けています。
こうしたことを考えると、この議論は金融業界においてますます注目を集めそうです。

 

「銀行口座を持てない人たちをどう扱うかは銀行にとって重要な問題だ。
都会ですらコストが高すぎる。ましてや月に200ドルしか稼がず、100ドルしか預金残高がない人々のことを考えてみてほしい。

彼らに関していえば、銀行は年に3ドルの利益があればラッキーな方だ。顧客が足を踏み入れた瞬間、銀行は既に金を失っている。」(Hose氏)
顧客保護の観点から、Coins.phはアプリ利用ユーザーの選別を行うことを示唆していますが、まだその選定基準について明らかにされていません。

 

 Abraと同様に、TellerはUberのようなユーザーからの評価システムを採用することにより、アプリに対する不信感は軽減されていくでしょう。