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サトシ・ナカモトの正体はクレイグ・ライト氏、44歳のオーストラリア人男性

2015/12/10

bitcoinjpjj

 

 サトシ・ナカモトの正体(のひとり)が暴かれた。

Wired、Gizmodoなどいくつかのニュースソースは、ビットコインの作成者であるサトシ・ナカモトの4人目か5人目かの候補者として、オーストラリア人の44歳男性、クレイグ・S・ライト氏を浮上させた。

ドリアン中本、ジョン・ナッシュ、ニック・サボーなど、これまでに何人かのサトシ候補者がいたが、クレイグ・ライト氏はその中で最も確度の高い証拠があり、またサトシの人物像とも合致する。

 

 ことの発端は2015年10月に開催されたカンファレンスで、Skypeを経由してクレイグ・ライト氏自身が「私はサトシ・ナカモト、ビットコインの発明者です」と発言したことだ。

殆どの人々は真に受けることはなかったが、一部のハッカーはこの真偽を突き止めるための証拠を探していたようだ。

リークは2015年11月上旬、匿名のメールによって行われた。

Gizmodoに寄せられたメールには、サトシ・ナカモトの個人情報を裏付ける証拠と、サトシ・ナカモトが誰であるかを特定する内容が含まれていた。

本文:私はSatoshi Naklamotoをハックした。添付ファイルはすべて、彼のビジネスアカウントから取得したものだ。Satoshiは、クレイグ・ライト博士である。

 

サトシ・ナカモト=クレイグ・ライトであることを裏付ける証拠

 その後、匿名の人物はグウェン・ブランウェン氏というセキュリティスペシャリストであることが判明した。

彼はフリーでダーク・ウェブの研究を行っている人物だ。

ブランウェン氏は、GizmodoとWiredとのコミュニケーションの中で、ライト氏がサトシ・ナカモトである決定的な証拠のすべてを提示した。

 

  • ライト氏個人のブログポスト

サトシが2008年11月にビットコインのホワイトペーパーを暗号技術メーリングリストに載せる3ヶ月前の2008年8月、bitcoin.orgのドメインが取得された月に、ライト氏は個人ブログで三式簿記の概念を用いた暗号通貨に関するブログをポストしている。

  • サトシが使っていたメールアドレス、ドメインとほぼ一致

ブログ投稿にはPGPが含まれており、これをデータが保存されているMITのデータベースと照合するとsatoshin@vistomail.comというメールアドレスが使われていたことがわかる。サトシがホワイトペーパーを送信する際に利用したメールアドレスは、satoshi@vistomail.comだ。

  • ビットコインの正式稼働直前の不可解なポスト

2009年1月9日、ビットコインが正式に稼働する直前、ライト氏はブログで「ビットコインは明日から稼働する。我々はこれが動くまで見守るつもりだ。」とポスト。

直後、記事を削除し、不可解なコメントに差し替えた。

さらに、サトシは2009年1月8日、オーストラリアの上院議員に向け将来のビットコイン規制に係るロビー活動のため、サトシのメールアドレスから「Claig」名義で相談していたことも判明した。

メールタイトルは「Fear of the future」未来への恐怖だ。

 

真偽は

ビットコイン・コミュニティの中で、ライト氏のことを知るものは殆どいない。

LinkedInから確認できる情報によれば、ライト氏はコンピュータ・サイエンスの博士号を持ち、現在オーストラリアでドモルガン株式会社というIT企業を創業し、CEOを務めているということだけだ。2014年2月にはデナリウス銀行、世界初のビットコイン銀行創設計画を発表したが、続報はなく一過性のものとして留まっている。

これらひとつひとつの証拠を見ると欠陥も多く、決定的であるとは言えない。

なぜならブログの記事の修正は容易であり、メールアドレスが彼自身のものであることを立証することもできない。リーク元の情報(メールや書き起しなど)はすべてテキストベースのため、編集ができてしまう。

一方でサトシは嫉妬深く、自尊心の高い人物と知られており、コミュニティ内ではライト氏の人物像と一致するとの声もある。ビットコインの名著として知られるナサニエル・ポッパー著の『Digital Gold』では、そんな彼の性格の一面をレビューから垣間見ることができる。

 

 ビットコインコミュニティのひとつである/r/bitcoinにおいては、突然の話題で大きな盛り上がりを見せているが、寄せられているコメントのひとつひとつを見ると冷静だ。

早速、PGPの話で盛り上がっているところはビットコインらしい。

ところで、クレイグ・ライト氏がサトシ・ナカモトだったとして、なぜ今すべてを明らかにしようとしたかは謎だ。

彼はビットコインの稼働から数年後、彼の友人に宛てたとされている手紙の中で「私はもうサトシではいられない。

彼らはもう聞かないだろう。サトシは偶像にするべきだ」と記しており、肥大化するプレッシャーに耐えかねていたことがわかる。

ライト氏は果たして「ビットコインの発明者」なのか、信じるか信じないかはあなた次第だ。そして、サトシ・ナカモトが概念でなくなることを、あなたはどう思うだろうか。